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東京都豊島区東池袋の都道で乗用車が暴走し母子が死亡した事故から一夜明けた20日、
現場には多くの花束が手向けられていた。

【写真】一夜明け…事故現場付近に供えられた花束や飲み物

今回の事故は板橋区弥生町の無職、飯塚幸三さん(87)が運転する車が約150メートル暴走。
自転車で横断歩道を渡っていた松永真菜さん(31)と長女莉子ちゃん(3)がはねられ死亡したほか、
8人が重軽傷を負った。

近くに住む福澤有希子さん(40)は、自転車の後ろに次女咲真愛(さまあ)ちゃん(4)を乗せて現場を訪れた。
「小さい子供を持つ母親として、人ごととは思えない。家族とは青信号でも車が来ないか確認してから渡ろうと確認し合った」と話した。

高齢ドライバーが起こした事故に、複雑な思いを重ねる人もいた。
新宿区の男性会社員(72)は、事故の1時間前に現場を車で通りかかったという。
「私は車がなければ仕事ができず収入を失ってしまうが、
こういう事故が起きると、考えさせられる。いずれ運転免許の返納をしようと思う」と語った