トヨタ自動車は21日、中国の清華大学と環境問題や車の安全技術などを研究する「清華大学−トヨタ連合研究院」を設立することで合意したと発表した。今後5年間、燃料電池車に使う水素の利活用などを共同研究する。

 トヨタと清華大はこれまで自動運転などの分野で共同研究を進めてきた。連合研究院では、中国のエネルギー問題や社会課題の解決に貢献できるような研究にも取り組む。

 トヨタの豊田章男社長は「昨年5月に李克強首相とお話しさせていただいたことが全ての始まりで、今回の設立に至った。中国の発展に関与する機会をいただき、うれしく思う」とのコメントを出した。

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