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ウィキリークス創設者アサンジ氏が暴露した「米国の戦争犯罪」が凄まじすぎる

志葉玲
2019.04.19

米国機密情報70万件以上をウィキリークス上に公開

 4月11日に英国ロンドンで逮捕された、内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ氏。同氏は2010年に性的暴行容疑(本人は否認)で逮捕され、保釈中にエクアドルに亡命申請し、同国大使館に2012年8月から籠城していた。  

今回の逮捕について、ロンドン警視庁は「定められた裁判所への出頭を怠ったため」と説明するが、米国司法省はアサンジ氏が政府の機密情報への不正アクセスに関与したとして同氏を起訴した。英国に引き渡しを求めている。  

アサンジ氏は2010年、陸軍情報分析官(当時)のブラッドリー・マニング氏(*)が得た、対テロ戦争関連の米軍機密情報70万件以上をウィキリークス上に公開。米国政府関係者らを激怒させた。

(*)マニング氏はトランス・ジェンダーで、その後性別を男性から女性に変更。名前もブラッドリーからチェルシーに改名。  

とりわけ、イラク首都バグダッドで米軍の攻撃ヘリがロイターの記者ら一般市民を銃撃して殺害した映像の流出は、米国防総省に強い衝撃を与えた。本記事では、ウィキリークスが暴露した膨大なイラク戦争関連の機密情報の中から特筆すべきものを取り上げる。
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