秋田の弁護士なぜ増えない 08年以降増加率、下から2番目

 秋田の弁護士なぜ増えない? 司法制度改革で法曹人口が
大幅に増える中、本県の弁護士増加率は全国でも低く推移している。
日本弁護士連合会(日弁連)によると、2008年以降の増加率は
都道府県別で下から2番目。17、18年は新加入がなかった。
2年連続ゼロは全国でもまれで、訴訟が少ないことなどが
要因とみられる。現時点で弁護士不足の状況はないようだが、
「長期的に見ると心配」との声も聞かれる。

 日弁連の統計によると、2018年の弁護士登録者数は約4万人。
司法制度改革で司法試験合格者数が増えたことに伴い、08〜18年で
60%増えた。秋田弁護士会(西野大輔会長)の登録弁護士は78人で、
都道府県別では鳥取に次いで2番目に少ない。
08〜18年に18人増え、増加率は30%だった。

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秋田魁新報(2019年4月23日 13時2分 掲載)
https://www.sakigake.jp/news/article/20190423AK0011/
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