アメリカ海軍は、パイロットらがUFO=未確認飛行物体を目撃した際の報告手順を定めたガイドラインの作成を進めていることを明らかにしました。近年、正体が分からない飛行物体を目撃したという報告が軍内部で相次いでいるためで、目撃情報を蓄積していく方針です。

アメリカ海軍は24日、声明を発表し、軍用機のパイロットらがUFOを目撃した際の報告の手順などを定めたガイドラインの作成を進めていることを明らかにしました。

軍が管轄する空域では近年、正体が分からない飛行物体を目撃したという報告が相次いでいるということで、海軍は「安全上の懸念から、こうした報告を深刻に捉え、調査することにした」としています。

アメリカメディアによりますと、これまではこうした情報は「不可解な現象」として記録に残されてきませんでしたが、経験があって信頼できる多くのパイロットから目撃情報が寄せられていることから、正式な記録として蓄積していくことを決めたということです。

アメリカではこれまでも、国防総省で2007年から12年にかけてUFOの目撃情報についての調査が秘密裏に行われていたと伝えられています。

FBI=連邦捜査局も過去に目撃情報などを調べていたことが明らかになっていますが、地球外の物体が特定されたケースは確認されていません。

NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190425/k10011895721000.html