中国海軍は24日、山東省青島での国際観艦式に参加した日本や中国の艦艇を一般公開し、海上自衛隊の護衛艦「すずつき」には観覧希望者が長蛇の列をつくった。この日だけで約5千人が見学したとみられ、ロシア艦艇と並び人気を集めた。自衛隊員らは中国人と記念撮影に応じるなどし交流を深めた。

 青島市の孫永浚ちゃん(3)は祖母、王愛蘭さんと一緒に見学に訪れた。自衛隊員にすずつきのロゴマークであるウサギのスタンプを押してもらうと「すごくいい!」と笑った。
 乗艦する第8護衛隊(長崎県佐世保市)司令の本村信悟1等海佐は「日中両国と、海自と中国海軍の相互理解促進につながればいい」と望んだ。中国人に間断なく記念撮影を求められ、笑顔で応じていた。
 一方、国際観艦式に出席した山村浩海上幕僚長は24日、青島で記者団の取材に応じた。中国海軍トップの沈金竜司令官と22日に会談し、中国の艦艇の訪日に向け調整する方針で一致したと明らかにした。(共同)

ソース
https://www.sankei.com/world/amp/190424/wor1904240025-a.html