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損保・NTT・県警が協定 ネット空間の情報共有
有料記事
飯沼優仁
2019年4月26日3時0分

 増えるインターネット空間を狙う犯罪情報を共有するため、NTT東日本福島支店と、あいおいニッセイ同和損害保険、福島県警は25日、協定を結んだ。手口が巧妙化するサイバー犯罪の情報を広く集めることで、県警は事件化や防止対策を進める。

 県警によると、他人のアカウントを乗っ取る不正アクセス禁止法違反などのネット空間の犯罪の検挙数は全国で2014年は7905件だったが、18年には9040件に。福島では78件から209件になった。昨年11月には、ゲームアカウントを乗っ取ったとして、県警は千葉県の自称ゲーム代行業の男(39)を不正アクセス禁止法違反の疑いなどで逮捕した。

 企業もサイバー攻撃への対策を迫られ、あいおい損保は情報漏洩(ろうえい)による損害賠償を補償するサイバーセキュリティー保険の販売を16年から始めた。
 協定により、損保が攻撃を受け…
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