南海電気鉄道は26日、先月発表した令和2(2020)年3月末の大阪府岬町の総合遊園地「みさき公園」事業からの撤退により、本業のもうけを示す営業損益ベースで、2億円の改善効果が見込めると明らかにした。

同日大阪市内で開催した平成31年3月期決算の発表会見で担当者が説明した。みさき公園は昭和32年に開園し、動物園やプール、イルカショーなどで沿線住民らの人気を博してきたが、レジャーの多様化などを背景に平成29年度の来場者はピーク時の半分の約36万人規模にまで減少。収益面でも悪化が続き、南海は撤退の方針を発表している。

南海は撤退後をめぐっては、公園管理者の岬町と協議し、継続できる事業者を探すとしているが、岬町側との協議の具体的な進展については言及しなかった。

産経ニュース
https://www.sankei.com/west/news/190426/wst1904260028-n1.html