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東京外為市場ニュース
2019年5月2日 / 22:42 / 16分前更新
EXCLUSIVE-米テスラ、EV向け金属の世界的な供給不足を予測=関係筋
Reuters Staff
[ワシントン 2日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカーのテスラが、電気自動車に利用されるニッケルや銅などの供給が近い将来に世界的に不足するとの見方を示していることが2日、複数の関係筋の話で明らかになった。

関係筋によると、テスラの電池向け金属のグローバルサプライマネジャー、Sarah Maryssael氏は、ベンチマーク・ミネラルズ・インテリジェンスが鉱山業者、規制当局、議員などを対象にワシントンで開催した非公開の会合で、テスラが電気自動車に利用される鉱物が近い将来に不足するとみていることを明らかにした。

テスラはマスク最高経営責任者(CEO)の下で電極に利用するコバルトの削減を推進。Maryssael氏はこうした措置の一環としてニッケルに一段と注目していると述べた。

レアメタル(希少金属)の一種であるコバルトは主にアフリカのコンゴ共和国で生産されているが、児童労働などの問題が指摘されている。こうした中Maryssael氏は、テスラがオーストラリアや米国などの鉱山業者と提携する可能性は大いにあると述べた。

電気自動車の製造には銅やニッケルのほかリチウムなどの稀少金属が必須。ただテスラはこれまで金属産業に対する自社の考えをほとんど明らかにしていない。

Maryssael氏の発言について、テスラからコメントは得られていない。