https://www.asahi.com/articles/ASM4V5259M4VPTIL01L.html

不登校・子どもの自殺、GW明け注意「緊張の糸切れる」
ニュース4U 有料記事
沢木香織、長富由希子、山根久美子
2019年5月3日8時0分


 「今年のゴールデンウィーク(GW)は、10連休と例年にない長さ。休み明けの不登校や子の自殺が心配です」。読者の疑問や困りごとを募って取材する「#ニュース4U」取材班に、不登校の現状を伝える「不登校新聞」(東京)の石井志昂(しこう)編集長(37)から緊急の取材リクエストがあった。大人たちは何に気をつければいいのか。

頑張りすぎて疲れがどっと

 「4月はまわりに適応しようと、自分を押し殺して頑張る。頑張りすぎて5月の連休で疲れが出て、緊張の糸も切れるんです」。中学2年のGW明けから学校を休み、不登校になった経験がある山形市議の松井愛さん(42)はこう話す。
 松井さんは担任やクラスの同級生と合わなかった。GW後から様々な体調不良がでて、学校にほぼいけなくなった。「当時の体調不良は今思えば、自分を守るための防御本能。無理やり行き続けたら、自分がどうなっていたかわからない」

 成人後、若者の居場所を作るNPOで活動し、4月、不登校経験を明かして、不登校やひきこもりの支援も掲げ、市議に初当選した。松井さんは「不登校になったら終わりじゃなくて、いくらでも道がある。不登校の経験があったからこそ、今があると私は思えるし、そう思えるように生きていく道があることを知って欲しい」と話す。「学校という狭い世界だけで生きていると苦しい。地域活動とか習い事とか、学校の人間関係から解き放たれる場所を持って欲しい」

自治体がLINE相談窓口も
(リンク先に続きあり)