日本人を含むベルン大学の研究チームが行った氷河内部観測プロジェクトの研究成果が6日、英ネイチャー誌の「SCIENTIFIC REPORTS 」に掲載された。宇宙線を利用してアイガー氷河の内部をレントゲンのように映し出すことで、氷河の浸食がこれまで考えられていたよりも標高の高い場所で起こりうることを実証した。

ベルン大学の日本人研究者を中心とした研究チームによるプロジェクト「Eiger-mu GT他のサイトへ」は2015年に発足。宇宙から降り注ぐ「ミュー粒子(ミューオン)」を利用して巨大な物質の内部をレントゲン写真のように写す測定方法「ミュオグラフィ」で、これまで難しいとされてきた、融解する前のアイガー氷河の内部観測に成功した。

プロジェクトではまず測定方法の有効性を氷河で確かめるため、2016年秋〜17年にかけてユングフラウにあるアレッチ氷河の最上流部分で小規模の内部観測を行った。


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swissinfo.ch 2019-05-08 12:30
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