日米同盟の絆をアピールする毎年恒例の航空祭「岩国フレンドシップデー」が5月5日に岩国航空基地(山口県)で開催され、米海兵隊や海軍所属の航空機がデモ飛行を披露。音速寸前の高速パスなどの機動飛行を見せるなど、約16万5千人の観客を魅了した。(岡田敏彦)

 同航空祭の特徴は、展示・飛行する機体の種類の多さと、本気の飛びっぷりに尽きる。今回も在韓米軍の航空機が韓国から飛来したほか、米本土から操縦士が遠征するなど、米軍の力の入れようがうかがえた。

 航空祭開催は5日だが、前々日の3日には既に航空機マニアたちが基地北側の今津川堤防に集合。この場所は基地の外から離着陸を撮影できるスポットとして有名で、関東地方のナンバーの車も続々集まった。そんなマニアたちの目当ては、通常は日本では見られない機体のひとつ、在韓米軍に配備されている地上攻撃機「A−10サンダーボルト2」だ。午後3時38分、いまどきのジェット戦闘機とは異なる直線翼の「A−10」2機が姿を見せると、マニアらの構える望遠レンズが一斉に空へ向けられた。

 当日の5日には、この「A−10」2機を含む多くの米軍機が公開された。最新の大型輸送機C−17グローブマスターIII(米空軍航空機動軍団所属)はハワイ州ホノルルのヒッカム基地から参加。操縦士も専門のデモチームの要員で、日本の観客への力の入れようがうかがえた。(以下ソースで)

ソース iza
https://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/190514/wor19051414130014-n1.html
画像 韓国・烏山基地から、フレンドシップデーのため岩国基地へ飛来した在韓米軍のA−10攻撃機(岡田敏彦撮影)
https://prt.iza.ne.jp/kiji/world/images/190514/wor19051414130014-p1.jpg