武田薬品工業は14日、2020年3月期の連結純損益が3830億円の赤字になる見通しだと発表した。欧州医薬品大手シャイアーの買収に伴う会計上の処理が影響する。売上高は前期比57.4%増の3兆3千億円を見込んだ。

 同時に発表した19年3月期連結決算は、売上高が18.5%増の2兆972億円だった。潰瘍性大腸炎などの主力薬の販売が拡大したほか、1月にシャイアーを完全子会社化したことで3092億円の増収効果があった。

 純利益はシャイアーの買収関連費用を計上したことなどが響き、41.6%減の1091億円となった。

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