北海道上川町の中学校に勤務する男性教諭ら2人が大型連休中、登別市の温泉旅館に宿泊しながら3泊4日分の代金、およそ18万円を支払わなかったとして詐欺の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは、上川町の中学校教諭、庄司一輝容疑者と(29)住所不定無職の阿部直人容疑者(43)の2人です。

警察によりますと、2人は先月30日から今月3日まで登別市の温泉旅館に宿泊した3泊4日分の代金、17万6千円余りを支払わなかったとして詐欺の疑いが持たれています。

今月2日の朝、「水族館に行く」と従業員に伝えてホテルを出たあと、翌日のチェックアウトの時間をすぎても戻らなかったということです。

旅館からの通報を受けて警察が調べたところ阿部容疑者が宿に申告していた名前は偽名でしたが、利用していた車のナンバーから2人を特定し、逮捕したということです。

警察によりますと、2人はインターネットを通じて知り合ったと話しているということで、いずれも容疑を認め、庄司教諭は「タダで高級な宿に泊まってサービスを受けたかった」などと供述しているということです。

庄司教諭が勤務する上川中学校の佐藤雅輝教頭は「担当する英語の教材の研究に熱心に取り組み生徒から信頼されている教師だったので、大変驚いています」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190515/k10011916431000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_006