※週末の政治
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亀井静香氏(左)とともに国民新党の記者会見に出席した郁夫氏(2010年2月24日)
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 参院議員や広島県議を務めた亀井郁夫(かめい・いくお)氏が15日午後3時45分、肺炎による呼吸不全のため庄原市の病院で死去した。85歳。庄原市出身。葬儀は19日正午から庄原市川北町2901の1の自宅で。喪主は妻夫佐子(ふさこ)さん。

 東京大法学部卒。旭化成工業(現旭化成)で総務部長や取締役などを経た後、1987年の広島県議選旧比婆郡選挙区で初当選した。2期目途中の93年、広島県知事選に立候補して落選し、95年の県議選旧比婆郡選挙区でも敗れた。

 98年には参院選広島選挙区に自民党公認で立ち、初当選。2004年に再選した。参院文教科学委員長や内閣府政務官を歴任し、広島陸協の会長にも就いた。

 2期目途中で党県連会長だった05年に郵政民営化へ反対して党を除名となり、国民新党に入って党副代表に就いた。10年の参院選は、健康上の理由で立候補を断念した。亀井静香元金融担当相は実弟。

 「教育改革なくして日本の未来はない」が持論で、教育問題に熱心に取り組んだ。国旗国歌法の成立に尽くしたほか、青少年の健全育成や伝統文化の尊重を訴えた。12年6月から14年3月まで、山口福祉文化大(萩市、現至誠館大)を運営する学校法人萩学園(当時)の理事長も務めた。

2019/5/16 06:09 (JST)
https://this.kiji.is/501504021005075553
05月15日 19時27分
https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20190515/0004389.html