https://www.sankei.com/west/news/190521/wst1905210016-n1.html

京都市左京区の要法寺にある清涼池に住み着いていた子ガモ9羽が21日、池から約700メートル離れた鴨川へ引っ越した。
無事に川へ入ると、見守っていた近隣住民らから拍手が起きた。

池では10年以上前からカモが飛来して産卵。ヒナが成長する5〜6月ごろに鴨川に帰る“引っ越し”が毎年の恒例となっている。

この日引っ越したのは、4月に生まれた子ガモたち。午前6時45分ごろに寺を出発し、京都府警川端署の署員らが交通整理にあたる中、
交通量の多い川端通などを横切った。

途中で先導していた親ガモが飛び立ったり、複数の子ガモが群れからはぐれたりする場面も。約1時間半かけて鴨川に到着した。

カモの世話をしてきた要法寺の塔頭・本行院の住友宏子さん(74)は「親ガモが一緒にいなかったので、引っ越しにまとまりがなく苦労した」と話した。


【動画】京都・要法寺でカモの引っ越し 子ガモ9羽が鴨川へ
https://youtu.be/KrV3w7wRubM