【ローマ共同】ギリシャのチプラス首相は26日、欧州議会選で与党、急進左派連合(SYRIZA)が期待通りの結果が得られなかったとして、議会を解散し、今秋予定されていた総選挙を前倒しする意向を表明した。地元報道では早ければ6月30日の選挙実施が有力視されている。

 ギリシャでは5月26日に欧州議会選が実施され、最大野党の新民主主義党(ND)がSYRIZAに勝利したとして、チプラス氏の退陣を求めた。

 債務危機に陥ったギリシャへの欧州連合(EU)の金融支援は昨年8月に終了。チプラス氏は、6月2日の地方選の後、パブロプロス大統領に議会の解散を要請すると明らかにした。

東京新聞 2019年5月27日 10時13分
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019052701001534.html