関西生コンクリート業界の労働組合トップの男らが、セメントの出荷を妨害したなどの罪に問われた裁判が始まり、男は無罪を主張しました。

威力業務妨害の罪で起訴されているのは、労働組合連帯ユニオン関西生コン支部の執行委員長武建一被告(77)、執行委員の西山直洋被告(51)ら3人です。

武被告らはおととし12月、大阪市の工場の前でストライキと称してセメントを積んだ運送会社の車の前に立ちはだかり、出荷を妨害したなどの罪に問われています。

27日の初公判で武被告らは憲法で認められた勤労者の団結権に基づく正当な行為であり、「労働組合への不当な弾圧だ」として無罪を主張しました。

一方、検察側は、妨害を受けた会社に連帯ユニオンの組合員はおらず、労使関係がなかったことなどを指摘しました。

5/27(月) 17:56
関西テレビ
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