衛星通信でドローン制御=NEDOなど、山岳遭難救助に活用も

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とスカパーJSATは31日までに、衛星通信装置を積んだドローン(小型無人機)を使い、通信状況の悪い山岳地帯で遭難者を捜す実験に成功したと発表した。

 
 NEDOによると、操縦者から遠い場所を飛ぶドローンの制御やカメラ映像の送受信には、携帯電話の電波を使った通信が必要だが、山岳地帯や大規模災害の被災地などでは難しかった。

 重さが約1.5キロと従来品の6分の1の衛星通信装置を開発したことで、ドローンへの搭載が可能になった。

 5月29〜30日に鳥取県・大山で県警などと行った救助訓練では、ドローンが撮影した映像を衛星通信を経由して地上の救助隊に送信し、遭難者役を捜索する実験に成功した。 

開発した小型の衛星通信装置(写真右)と、装置を搭載したドローン(小型無人機)(新エネルギー・産業技術総合開発機構提供)
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5/31(金) 14:34配信 時事通信