【国際】「米国の伝統を利用」 米大使、寄稿で中国非難=貿易紛争めぐり 中国政府が「プロパガンダ」を展開 10/01 【プロパガンダ】


 米国のブランスタッド駐中国大使は30日付の米紙デモイン・レジスター(電子版)に寄稿し、米中間の貿易紛争をめぐり、 「言論と報道の自由という米国の伝統を利用して、中国政府がプロパガンダを広めている」と非難した。


 中国英字紙チャイナ・デーリーは先に、アイオワ州を拠点とするレジスター紙に4面にわたって意見広告を出し、 「対立は利益を損なう」として、米政府による対中制裁関税発動を批判。

寄稿はこれに反論したもので、ブランスタッド氏は 、「北京の新聞スタンドでは、問題の多い中国の経済政策に関する異論が制限され、
国民が持っているかもしれない多様な意見を目にすることもない」 と中国側の姿勢に疑問を呈した。

 その上で、中国政府が近年、「市場の改革を減速化あるいは逆行させている」と主張。

「中国の不公正な貿易慣行に対し、米国はさらに強力な対応が必要だという結論に達した」として、制裁関税を正当化した。