アップル『iTunes』廃止か。ミュージック、TV、ポッドキャストの
3つのアプリに?

 アップルは音楽や動画を購入・管理するソフト『iTunes』の終了を、6月3日
(日本時間6月4日)に開催する「WWDC 2019」にて発表する模様です。

 『iTunes』終了のうわさは今年5月に米メディア『9to5Mac』と
『ブルームバーグ』が伝えており、その可能性は高いとみられていましたが
ここにきてかなり現実味を帯びてきました。

 『iTunes』の『Facebook』と『Instagram』公式アカウントが、
これまでの投稿をすべて削除したのです。

 キャッシュを見るかぎり、5月31日までは動いていたことを確認できます。
にもかかわらず突然の全削除には、フォローしていたユーザーが一番驚いたと
思われます。

 そして気になるのは『iTunes』が終了した場合、「いままで購入してきた
音楽や動画はどうなるのか?」です。

ミュージック、TV、ポッドキャストの3つのアプリに

 これまでのリークでは『iTunes』は音楽に特化した「ミュージック」、
映像や動画を管理する「TV」、そして音声の「ポッドキャスト」の3つのアプリに
分離するといわれています。

 そのため購入した音楽や動画、管理しているプレイリストなどはそれぞれの
アプリで引き継げるものと思われます。

 実際、ミュージックのアプリについては『iTunes』がベースになっていると
いわれており、事前にリークされたスクリーンショットからは『iTunes』の
音楽機能そのままのような印象を受けます。

 また、TVアプリはこの秋から日本でもサービスが始まるアップルの
動画ストリーミングサービス『Apple TV+』が主要コンテンツになると
みられていますが、こちらは詳細が出ていないのでわかりません。

 残ったポッドキャストについては情報がなさすぎます。
たぶん、これまでどおりです。

 投稿がすべて削除された流れから『iTunes』終了はほぼ確実だと思われますが、
「WWDC 2019」でどのような発表が行われるのでしょうか? 続報が入り次第、
お伝えしたいと思います。


Yahoo!ニュース・篠原修司 | ITジャーナリスト(6/2(日) 13:40)
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinoharashuji/20190602-00128437/