香港で「103万人」デモ 容疑者移送条例に反対

 【香港共同】香港の民主派団体は9日、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に反対する大規模デモを行った。主催者発表で103万人が参加。香港に高度の自治を約束した「一国二制度」崩壊への懸念から、1997年の中国への返還以降、最大規模のデモとなった。警察はピーク時に24万人が参加したと発表した。

 デモは民主派団体「民間人権陣線」が主催し、今回で3回目。終点の立法会(議会)周辺で、改正案採決などに備え「立法会包囲のリハーサル」を行い、香港政府に圧力をかけた。一部若者は政府との対話を求めて座り込みをすると宣言した。

「逃亡犯条例」改正案に反対し、香港中心部をデモ行進する大勢の市民ら=9日(共同)
https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/kyodo/kyodo_kd-newspack-2019060901001754_0-enlarge.jpg

https://news.infoseek.co.jp/article/kyodo_kd-newspack-2019060901001754/
2019年6月10日 0時1分  共同通信