6人殺害の被告、改めて無罪主張
控訴審で「統合失調症」と医師

 埼玉県熊谷市で2015年、男女6人を殺害したとして強盗殺人などの罪に問われ、一審さいたま地裁の裁判員裁判で死刑判決を言い渡されたペルー人、ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(33)の控訴審初公判が10日、東京高裁で開かれた。
 弁護側は「被告は事件当時、心神喪失状態だった」と改めて無罪を主張。検察側は控訴棄却を求めた。

 弁護側の依頼で精神鑑定をした医師が出廷し「被告が事件前から統合失調症を発症していたのは間違いない」と一審同様に証言。
 「(何かを命令されるような)幻聴を聞いていてもおかしくない」とも述べた。

共同通信 2019/6/10 12:43 (JST)
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