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ニホンライチョウがおよそ半世紀前に絶滅したとされる長野県の中央アルプスで、去年、見つかったメス1羽の巣に別の場所から有精卵を移し替える作業が8日、行われました。
順調にいけば、今月中にも半世紀ぶりに“中央アルプス生まれ”のひなが誕生する見込みです。

国の特別天然記念物で絶滅が危ぶまれているニホンライチョウは、中央アルプスではおよそ半世紀前に絶滅したとされていますが、別の場所から飛来したとみられるメス1羽の生息が去年、確認されています。
環境省では、このメスに別の場所から移した有精卵を温めさせ、中央アルプスでライチョウを繁殖させる計画を進めています。
8日は、午後6時ごろ、木曽駒ヶ岳の山頂近くにある巣からメスが出てきたのを見計らって環境省の職員らが近づき、中にあった8つの無精卵を北アルプスの乗鞍岳で採取した6つの有精卵と交換しました。
順調にいけば、今月中にも半世紀ぶりに“中央アルプス生まれ”のひなが誕生する見込みです。
環境省は、登山者にはライチョウを見かけても近づかないよう呼びかけています。
ライチョウの専門家で今回の計画に携わる信州大学の中村浩志名誉教授は「中央アルプスでライチョウが繁殖すれば生息域が広がりライチョウ全体を守ることになる。無事にふ化してくれることを願っています」と話していました。

8日午後6時ごろ、木曽駒ヶ岳の山頂近くでNHKが撮影した映像には、茶色と黒、それに白が混じった夏に見られるまだら模様のメスのライチョウが映っています。
このメスは、環境省の職員などが卵の入れ替え作業を行っている間、巣から少し離れた岩場や雪の上を歩き回っていました。
中央アルプスに生息するメスの様子が映像で記録されたのは今回が初めてです。

06月09日 06時14分
首都圏 NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190609/0031022.html
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