動物虐待への罰則強化や犬猫へのマイクロチップ装着義務化などを盛り込んだ改正動物愛護法が12日、参院本会議で可決、成立した。虐待罪(殺傷)の法定刑は現行の2倍以上となる「5年以下の懲役または500万円以下の罰金」に厳罰化される。施行は公布から3年以内とした。

近年、インターネット上で犬猫などのペットを虐待する動画投稿が後を絶たない。現行の虐待罪(殺傷)は「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」で、刑法の器物損壊罪よりも法定刑が軽く、動物愛護団体などから厳罰化を求める声が強かった。超党派の議員連盟で改正案の検討に入り議員提案した。【鈴木理之】

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