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2019/06/13(木) 04:50:22.01ID:R9Nnk+vC9https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190612-00000018-jij_afp-sctch
2019/6/12(水) 13:16配信
YAHOO!JAPAN NEWS,AFP=時事
【AFP=時事】世界の炭素排出量は2018年に2.0%増加し、2010〜11年以降で最高の増加率となったことが、英石油大手BPが11日に発表した調査で明らかになった。
この傾向についてBPは「持続不可能だ」と指摘している。
BPのボブ・ダドリー(Bob Dudley)最高経営責任者(CEO)は
「エネルギー需要と炭素排出量が何年も最速ペースで増加しており、気候変動対策を求める社会的需要と実際の(技術)進歩の速さとのずれがますます拡大している」
と指摘している。さらに「世界は持続不可能な道を歩んでいる」と述べた。
エネルギー業界の基準とされている報告書「BP世界エネルギー統計(BP Statistical Review of World Energy)」には、
世界各国の石油埋蔵量や再生可能エネルギーの供給量、各種消費率などあらゆる情報が集積されている。
今回発表された報告書では、世界のエネルギー需要が2.9%増加したことが明らかになったが、需要増加分の一部は急成長する米国のシェールガス開発によって満たされた。
また、米国の石油と天然ガスの生産量の増加率が世界で最も高かったという。
活動家らは各国政府に対し、自国の温室効果ガス純排出量ゼロを実現する期限を設定するよう求めており、その圧力はこれまで以上に増している。
英国の気候変動に関する最高諮問機関は、この期限を欧州の一部政府が定める2050年とするよう政府に提言している。
一方、米連邦議会の進歩主義者らは、米国の期限を2030年にするよう強く求めているが、専門家の多くは、そのような目標は達成不可能であり、達成するには法外な費用が発生するとみている。
再生可能エネルギーの利用は2018年に14.5%増加した。だが、2018年の発電量の増加分全体に占める割合は3分の1にすぎないこともBPの報告書で分かった。
これは、「環境に優しい」形態のエネルギーに注力しても純排出量ゼロを達成するのは不可能であり、
各国は代わりに汚染物質を排出する石炭と石油の使用削減にさらに注力しなければならないことを意味していると、ダドリー氏は説明した。
「これは再生可能エネルギーの競争ではなく、さまざまな分野における炭素排出量を削減する競争だ」とダドリー氏は述べた。
【翻訳編集】 AFPBB News
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