マスクを外せないあゆみさん〜摂食障害で歯が溶ける

 あゆみさんはゆっくりとした足取りで、自転車を押しながら待ち合わせ場所に来てくれました。
 ゆっくりなのは体力がないためで自転車は乗るのではなく体を支えるためでした。
 口には大きめのマスクをしていて、それは歯を失った顔を隠すためでした。
 全国で数十万人いるとも指摘されている病気は心も歯も溶かすことが、いまようやく知られるようになってきました。
「このおばあちゃん、誰だよ」そんなつぶやきに心が痛みました。
(ネットワーク報道部記者 吉永なつみ)

 あゆみさんは35歳。汗ばむほどの陽気の日に、毛糸の帽子も目深にかぶっていました。

 「下の前歯3本をのぞいて自分の歯はありません」

 歯を失うきっかけとなった摂食障害を発症したのは18歳、高校を卒業した時でした。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

NHK NEWS WEB 2019年6月13日 15時27分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190613/k10011950641000.html