滋賀県彦根市の保育園に「大変なことが起こる」との内容の電話をかけて業務を妨害したとして、滋賀県警捜査1課などは18日、
威力業務妨害の疑いで住居不定、無職の自称、筒井洋子容疑者(61)を逮捕した。「電話したことは間違いない」と容疑を認めており、同課は動機などを調べる。

 逮捕容疑は18日午前9時15分ごろ、同県近江八幡市内の公衆電話から彦根市川瀬馬場町の「どんぐり保育園」に「10時から4時、大変なことが起こる。避難せよ」
との内容の電話をかけ、同園に園児約90人の避難や休園、園長らに危険物の捜索や警戒にあたらせるなど業務を妨害したとしている。

 同課によると、同園は同日午前10時前に園児を付近の小学校に避難させた後、保護者に引き渡した。防犯カメラの映像などで筒井容疑者が浮上したという。

 同様の不審電話は今月11日から18日までの間に、彦根市のほか、同県長浜市と東近江市の高校や保育園などで相次いでおり、4カ所で計6回の被害が確認されている。
 いずれも女性の声で、同課は筒井容疑者との関連を調べている。

 県警によると、不審物や不審者は見つからなかったが、不審電話があった高校や保育園は臨時休校や自宅待機の措置を取るなどしていた。

https://www.sankei.com/smp/west/news/190619/wst1906190003-s1.html