被害が大きかった山形県鶴岡市沿岸部の避難所では、地震から一夜明けても多くの住民が避難していて、市から朝食のパンが配られました。

鶴岡市湯温海の避難所、温海温泉林業センターには、19日午前8時半ごろ、市の要請を受けた業者からトラックで朝食としてパンが届けられ、避難している人たちに配られました。

避難所には18日夜、停電などの影響もあって多い時でおよそ300人が避難していました。その後、電気が復旧して自宅に戻る人もいましたが、19日朝になっても「自宅の安全が確認できない」などとしておよそ40人が避難を続けています。

パンを受け取った人たちは、家族や近所の人たちと話しながら避難先での朝食を済ませていました。

70歳の男性は「疲れていたので、パンを食べることができてほっとしました。ただ、建物の安全などを考えると自宅にしばらく戻れず、避難が続く人もいると思います」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190619/k10011959581000.html
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