https://jp.rbth.com/science/82176-roshia-kyokutou-ni-shingata-kougeki-herikoputa-wo-haibi

ロシアが極東に新型攻撃ヘリコプターを配備
科学・技術
2019年6月19日 イーゴリ・ロジン

 シリアで戦ったKa-52とその「戦友」が、太平洋艦隊を敵の潜水艦から守り、国境を破壊工作者から守る。

 ロシアが太平洋艦隊の艦船に、シリアでの作戦で戦闘の洗礼を受けた攻撃ヘリコプターの「海上版」を配備する準備を進めている。配備先にこの地域が選ばれた理由は簡単だ。潜在的な敵の潜水艦や艦船から味方を守る新しい「鳥」を補充する必要のある大型の揚陸艦が、まさに極東に配備されているためだ。

 今後数ヶ月で、攻撃ヘリコプターKa-52Kと輸送攻撃ヘリコプターKa-29が太平洋艦隊に登場する。

Ka-29

 Ka-29は、輸送攻撃機であり、海兵隊員の移動と地上軍の火力支援を目的に開発された。

 このヘリコプターには、自動小銃や機関銃などで武装した完全装備の兵士が最大で16人搭乗できる。
 通常の気象条件下でも、豪雨や強風などの複雑な条件下でも活動できる。Ka-29の武装は、もちろん攻撃ヘリコプターに比べれば見劣りするが、それでも海上や地上の軽装甲の目標を蜂の巣にすることができる。

 搭載兵器には、誘導・無誘導ミサイル、機関砲、爆弾が含まれる。ミサイルや容器収納式の兵器は機外の小翼に据え付けられる。左側には30 mm口径の2A42機関砲が取り付けられている。照準システムには、目標を発見・識別し、対戦車誘導ミサイルで攻撃するための光学機器が使用されている。
 また海軍航空隊は、このヘリコプターを機動的な貨物輸送にも使うことができる。機内には最大で2トンの物資を搭載でき、機外にさらに最大4トンの貨物を取り付けられる。

シリアで戦った「アリガートル」
(リンク先に続きあり)