山形県はさくらんぼの生産が全国1位で、震度6弱の揺れを観測した鶴岡市の西片屋地区には、
さくらんぼ狩りが楽しめる観光農園があります。

宮城良太さんが代表を務める「鈴木さくらんぼ園」では、
主力品種の「佐藤錦」や「紅秀峰」などが真っ赤に色づき、いま食べ頃を迎えています。

観光農園によりますと、例年、この時期は平日でも1日100人はさくらんぼ狩りに訪れるということですが、
18日の地震による被害がないものの、19日からキャンセルが相次いでいるということです。

農園の年間収入の半分はさくらんぼ狩りの入園料が占めていて、旬を迎えるこの時期の観光客の減少は大きな打撃です。

群馬県から家族と訪れた37歳の男性は「地震の影響でお客さんが少ないようなので残念です。
おいしいので皆さんに楽しんでほしい」と話していました。

観光農園の宮城良太さんは
「地震が発生して大打撃を受けてしまった。地震の被害は何もないので、ぜひ遊びに来て、
さくらんぼを味わってほしい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190620/k10011962381000.html?utm_int=all_side_ranking-social_002