・Genetically modified ANIMALS could soon be on the menu: Company is tweaking the DNA of salmon and hopes to sell it to restaurants

より早く成長し、飼料も少なく済み、オーナーの負担する資金も節約できる遺伝子組み換えサーモンが、もうすぐ米国の食事に登場する可能性がある。

マサチューセッツ州メイナードに本拠を置くアクアバウンティ(AquaBounty)によって生産されるサーモンは、アメリカ国内で人間の食事として最初に承認された遺伝子組み換え生物だ。

3月、食品医薬品局の職員は、通常の約2倍早く成長するという養殖のGMサーモンにGOサインを出した。
新しい規定では、遺伝子組換によって食品が作られた場合に企業が決めた期間の開示を要求するものと思われる。

多くの専門家らは、こういったDNAの微調整による育成の加速化である場合は、遺伝子組換えされた食品を恐れる必要はほとんどないと主張している。

農業漁業によって何世代にもわたって優れた特性を持つものを選択的に育て、劣ったものを排除する工程において、遺伝子組換えであればすぐにその工程を達成する事が可能だ。
しかし、遺伝子組換え製品を「フランケンフード」と呼び、実地に反対している団体からの抗議は阻止できない。

インディアナ州のアクアバウンティの施設内では、何千もの遺伝子組換えサーモンの卵が孵化し、稚魚となって泳いでいる。
屋内のタンクで約4.5kgに成長させた後、来年末までにはレストランや大学の食堂で初の提供がされる可能性がある。

「これらを生産するため、アクアバウンティではタイセイヨウサケに他の魚種からのDNAを注入し、約18ヵ月でフルサイズに成長するようにした。」と、アクアバウンティのCEOは語った。
成長させるために必要な飼料が少なく済み、会社にとっては効率的なのだという。

先月、サーモンのイクラ卵は、最終的な規制をクリアしてカナダから米国に出荷された。

米国のトウモロコシと大豆はすでに大部分が病害虫や除草剤に対し、より耐性を持つよう遺伝子組み換えが行われている。

しかし、遺伝子組み換えサーモンが夕食に利用されるようになるにつれ、食料供給のペースが加速する可能性がある。

今月、ドナルド・トランプ大統領は、遺伝子操作された動植物の規制を簡易化するよう連邦機関に命ずる大統領命令に署名した。

2015年のAP通信-GfKによる世論調査では、アメリカ人の3分の2が包装への遺伝子組み換え原料使用の際の表示を支持している事がわかった。
翌年、議会は生物工学的に作られた食品の存在を開示するための国内基準を確立するよう指示した。

開示規制は来年から施行される予定であるものの、強制的な遵守は2022年からとなっている。

アメリカ食品医薬品局がアクアバウンティのサーモンを承認した事を、CFS食品安全センターは訴えており、食品店に魚を売らないことを誓約するよう求めている。

遺伝子組換え食品の開示規則は、レストラン等のフードサービス施設には適用されず、知らずに口にしてしまう。

アクアバウンティのCEOであるヴルフ氏は、同社のサーモンは開示が要求されていないカナダでは既に販売されていると述べ、同社は透明性を確信しており、なぜ人々は魚の遺伝子を改変されているかどうかを知りたがるのかと疑問を投げかけた。

「遺伝子の中の1つ以外は、タイセイヨウサケと同じものです。」と彼女は言う。

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11:16 BST 21 Jun 2019 DailyMail
https://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-7166015/Restaurants-1st-genetically-modified-salmon.html?ito=social-twitter_mailonline