https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190624-00000633-agara-l30
 和歌山県すさみ町江住の町立エビとカニの水族館は、巨大なテヅルモヅルの展示を始めた。
クモヒトデの仲間で、腕を広げると90センチほどになるとみられ、平井厚志館長(36)は
「これほど大きなものは今まで見たことがない」と驚いている。

 このテヅルモヅルは、地元漁師の津村啓介さん(34)が19日、すさみ町沖の水深80メートル付近で、
生きた小魚を餌に釣りをしていたところ、仕掛けに絡んで上がってきたという。
あまりにも大きなテヅルモヅルだったため同水族館に連絡した。

 大きさもさることながら、これまで飼育展示したサメハダテヅルモヅルなどと色が違うため、県立自然博物館(海南市)などに
同定を依頼している。

テヅルモヅルの飼育は難しく、平井館長は「一日でも長く生かして多くの人に見てもらいたい」と話している。

テヅルモヅルは棘皮動物門クモヒトデの仲間。
5本の腕は何回も分岐して複雑なつるのようになっている。浅海から深海に生息してプランクトンなどを食べる。

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