https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190625-00000100-mai-int
 25日付の中国紙「環球時報」は、「ポンペオ(米国務長官)は国際舞台の混乱の根源になった」と題する社説を掲げ、
香港や新疆ウイグル自治区を巡るポンペオ氏の発言を批判して「討伐すべきだ」と訴えた。

 中国メディアが米国務長官の「討伐」を呼びかけるのは極めて異例。
同紙は中国共産党機関紙・人民日報傘下の国際情報紙。「中国政府の本音」を代弁することが多いメディアとして知られる。

 ポンペオ氏は21日の記者会見でウイグル問題について「中国政府は人々の信仰を激しく迫害している」と批判。
香港で反対デモが続く「逃亡犯条例」改正についても「法の支配を脅かす」と繰り返し中国を批判している。

 社説はポンペオ氏について「世界の大国(米国)に狂気じみた首席外交官が誕生することはめったにない」と批判。
中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の封じ込めなどで「反中国勢力の旗頭になった」と決めつけた上で
「グローバルな外交界は共同で討伐すべきだ」と主張している。