東京・渋谷のスクランブル交差点を再現した映画のオープンセットが、「映像のまち構想」を進める栃木県足利市に建設されることになりました。

オープンセットは、栃木県足利市にある、市が所有する1.5ヘクタールの競馬場跡地に東京の映像美術会社が建設します。
渋谷のスクランブル交差点を中心に、周辺のビルや道路などの町並みを再現した大規模なセットで、足利市が、映像作品のロケや関連企業を誘致して地域の活性化を図る「映像のまち構想」を進める一環で誘致しました。
市によりますと、渋谷のスクランブル交差点は、警備上の理由から映画などのロケで撮影の許可を得るのが難しいためオープンセットへの需要は高く、ロケに伴う地元への経済効果が期待されるということです。
オープンセットは、来月上旬から工事が始まり、ことし9月ごろ完成する予定で、年内に映画やドラマなど複数の作品の撮影が行われるということです。
足利市映像のまち推進課は「こうしたセットが話題を呼んで、今後、さまざまな形で市内でのロケの需要につながることを期待している」と話しています。

06月28日 20時04分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20190628/1090004642.html