AIが詠む恋の俳句を選定

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/20190629/8000003956.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

AI=人工知能が詠んだ恋に関する膨大な俳句の中から、最も優れた句を選ぶ大会が松山市で開かれました。
この大会は北海道大学などが開き、松山市内の会場には、愛媛県在住の俳人や
俳句の愛好家など、およそ70人が参加しました。

俳句を詠むのは北海道大学の研究グループなどが開発した、「AI一茶くん」と名付けられた人工知能で、
1秒間で10句を自動的に作り出していきます。
大会ではまず、AIが詠んだ、恋に関する9000の句の中から、俳人1人につき
300句ずつを審査し、すぐれた1句を厳選します。

このあと、選ばれた26句の中から、参加した俳人と愛好家らが出来栄えがよいと思う句を選んで投票し、
より多い得票を集めた5つの句が最終審査に残りました。
最後に、参加者全員の挙手で、最も優れた句を選んだ結果、
「初恋の焚火の跡を通りけり」という句が1位に選ばれました。

AIの俳句の審査に参加した男性は
「AIの俳句には気持ちの高ぶりがあり、本当にここまでAIがきたんだと感じました」
と話していました。

北海道大学の研究グループでは、AIが苦手とされている感性や独創性を学ばせ、
今後の技術開発に生かそうと、おととしからAIによる俳句づくりの実証実験を行っていて、
研究グループのメンバーで北海道大学の山下倫央准教授は
「今回得られたデータを生かしてAIがみずからいい俳句を選ぶ能力を高めていきたい」
と話していました。

06/29 18:28