https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190703-00126041-bcn-sci
 インテルのパーツ単体としてのCPUの販売台数シェアの下降が止まらない。
全国の主要家電量販店・ネットショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」週次データによると、2018年10月1日週に72.1%あったシェアは、
直近の19年6月24日週に49.5%まで下がり、ついにシェア50.5%のAMDに抜かれた。

 インテルのCPU供給不足問題は昨年から続いている。生産量を増やすため、18年に製造設備に大幅な投資を行った。
今年下半期中に立て直しを図る計画だったが、市場は待ってくれなかった。

 7月3日、インテルは日本のPC市場への取り組みに関する記者説明会を開催。
ここに出席した井田晶也・執行役員パートナー事業部本部長にこの数字を見せたところ、
「AMDは、低価格帯モデルのラインアップが多い。そのため、シェアが伸びたのだろう」とコメントした。

実はCPUの生産量を増やしているが、優先しているのがCore i7などの高価格モデル。
「7〜9月は高価格帯モデルを優先して生産し、需要分を確保する。年内に低価格帯モデルの増産ができるよう努力している」と井田本部長は説明。
つまり、低価格帯モデルの不足はまだしばらく続き、インテルのシェア回復も遅くなりそうだ。

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