北海道の協議会が中学生向けに作ったアイヌ民族に関する漫画教材
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 北海道旭川市や上川町など道内の12市町による協議会が、アイヌ民族の歴史や文化を広めようと中学生向けの漫画教材を作った。独自の文化や暮らしぶりを分かりやすく伝えるほか、伝承などが残る関係地を写真付きで紹介している。

 作成したのは「大雪山麓上川アイヌ日本遺産推進協議会」。この地域のアイヌ文化が昨年、日本遺産に認定されたことを受けて企画し、今年3月末に完成。全95ページを6月6日から公式サイト上で公開を始めた。12市町の小中学校や図書館などには冊子を配布した。

 中学生3人が夏休みに大雪山周辺を巡り、出会う人たちとの交流の中でアイヌの歴史や文化をひもとくストーリー。フクロウの神事や、女性たちが伝統的な装束を身にまとい鶴のように舞う姿などが生き生きと描かれている。

産経ニュース 2019.7.7 06:00
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