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米富豪、未成年の性的搾取疑惑で起訴 トランプ大統領とも交流
2019年07月9日

米ヘッジファンド経営者で政財界の有力者とつながりのあるジェフリー・エプスティーン被告(66)が8日、大勢の少女を性行為目的で斡旋(あっせん)する「巨大ネットワーク」を運営していたとして、起訴された。ニューヨークの連邦地裁で同日、被告は無罪を主張した。

ニューヨーク連邦地検の訴状によると、エプスティーン被告は2002〜2005年、ニューヨーク市マンハッタンとフロリダ州に所有する邸宅に未成年を引き入れていた。被害者は最年少で14歳で、数百ドルと引き換えに性行為を強いられていたという。

エプスティーン被告は以前にも同様の罪で有罪となり、性犯罪者として登録されている。また、ドナルド・トランプ米大統領やビル・クリントン元大統領、イギリスのアンドリュー王子などと交流があった。

クリントン元大統領は今回の起訴を受けて声明を発表し、「ひどい犯罪については何も知らない」と述べた。「過去に計4回、ジェフリー・エプスティーン所有の飛行機に乗ったことがあり」、2002年に会ったことがあるという。
一方で、「もう10年以上、彼とは話していない」としている。

トランプ大統領は過去に米誌ニューヨーク・マガジンでエプスティーン被告について、「ジェフのことは15年前から知っている。素晴らしい男だ」と語っている。
また、「一緒にいて楽しい人だ。僕と同じくらい美しい女性が好きらしい。その多くが、どちらかというと若いらしい」とも話していた。

未成年と知っていた疑い

エプスティーン被告は6日、フランスから自家用ジェットで帰国した際にニュージャージー州のテォーターボロ空港で逮捕された。性的搾取目的の人身取引罪と、性的搾取目的の人身取引共謀罪の疑いが持たれている。

訴状によると、被告は被害者が18歳未満だと知りながら、性的虐待を加えていた。被害者は裸でマッサージを行うために連れてこられ、その後に性的暴行を受けたという。
(リンク先に続きあり)

エプスティーン被告は未成年少女を性的に搾取する一大ネットワークを築いていたとされる
https://ichef.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/1794B/production/_107778569_mediaitem107778566.jpg