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函館地方気象台は11日、風向風速計の不具合で正しい観測ができていなかったとして、
今月3日まで約10カ月分の風向の観測記録が無くなったと発表した。札幌管区気象台によると、
計器の不具合で記録が無くなるのは極めて異例。

記録が無くなったのは同気象台(函館市美原)が観測した2018年8月22日から19年7月3日までの風向データ。 

札幌管区気象台職員が今月1日、函館地方気象台の風向風速計を点検するため、
函館空港(同市高松町)の観測記録と照合したところ、風向きが数十度ずれているのを発見。
計器を詳しく調べたところ、風向を調べる装置を固定するネジが緩んでおり、正しく計測されていないことが分かった。
3日に新たな計器に交換し、現在は正常に計測しているという。


函館地方気象台
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