7/12(金) 21:35配信 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190712-00000089-mai-soci
 12日午後8時20分ごろ、大分県臼杵市で催された「臼杵祇園まつり」で山車(やま)を誘導していた同市の50代の男性が、山車にひかれた。臼杵市消防本部によると、男性は心肺停止状態という。

 同消防本部やまつりの実行委員会によると、男性は山車のグループを統括する「宰領(さいりょう)」で、山車の前を歩いて方向を指示して先導していた。午後8時20分ごろ、2基の山車が速度を上げてすれ違う「辻出会い」があり、その際に男性が転倒し、ひかれた可能性があるという。

 実行委などによると、山車は高さ約5メートル、幅約2メートル、長さ約8メートル。木製の車輪で走る。山車の上に男衆が十数人乗り、重さは数トンあるという。

 臼杵祇園まつりは、360年以上続く県の指定無形民俗文化財。この日は午後6時から開かれていた。【尾形有菜、衞藤親】