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イラン、フランス国籍の研究者拘束=新たな火種の恐れ
2019年7月16日 20:25 
発信地:フランス [ 例外 その他 ]
【7月16日 時事通信社】イランのメディアによると、同国司法当局は16日、フランスとイランの国籍を持つ女性研究者を拘束していると明らかにした。容疑は不明。フランスは存続が危ぶまれる核合意をめぐり問題解決の仲介に意欲的だが、イランとの間で新たな火種となる恐れもある。

 拘束されたのはパリ政治学院で人類学を研究する女性(60)。仏政府が求める領事面会も認められていないという。マクロン仏大統領は15日、訪問先のセルビアで「非常に心配している。ロウハニ・イラン大統領に説明を求めたが、納得できる回答はない」と不満を示した。

 イランでは近年、欧米との二重国籍を持つ人物がスパイや敵国との協力を理由に拘束される事例が相次いでいる。(c)時事通信社