https://mainichi.jp/articles/20190723/k00/00m/040/027000c

首都高24日に大型規制　東京五輪混雑対策　26日にも
毎日新聞 2019年7月23日 01時27分(最終更新 7月23日 01時34分)

　来年の東京五輪・パラリンピック期間中の混雑対策として、大会組織委員会と東京都は五輪開幕1年前の24日、首都高速道路などで大型規制を試行する。新国立競技場（東京都新宿区）近くなどの首都高の入り口4カ所を終日閉鎖するほか、首都圏の都心方向への計11カ所の料金所では、開放するレーン数を終日制限する。交通量が増える金曜日の26日にも同様の規制を行う。

　終日閉鎖する首都高の入り口は、新国立競技場近くの「外苑」の上下、選手村（東京都中央区）に近い「晴海」とさいたまスーパーアリーナ（さいたま市）最寄りの「新都心」の上り。混雑状況に応じて首都高などの他の入り口計50カ所も閉鎖する。一般道では環状7号交差点で、都心方向への青信号の点灯時間を短縮し、流入する車両を抑制する。

　首都高は本番で、選手や関係者の移動に使われるため混雑が予想される。組織委や都などの呼びかけで、22日から官公庁や企業で、時差出勤や在宅勤務、休暇取得、配送時間の変更などの取り組みも始まっており、交通規制と合わせた効果を検証する。首都高の交通量を最大30％減らし、休日並みとすることを目標としており、混雑解消が望めなければ、大会期間の日中、料金の上乗せを検討する。【倉沢仁志】

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