2019年の「iPhone11」について詳細な情報が報じられています。3モデルが発売され、そのうち2モデルにはトリプルカメラと有機EL(OLED)を搭載する、とのことです。トリプルカメラを活かした新機能も追加されると報じられています。

2モデルにOLED、1モデルに液晶

2019年の「iPhone11」を実際に見たという人物からの詳細な情報を、米メディア9to5Macが報じています。

「iPhone11」シリーズは2018年に続いて3モデルから成り、それぞれのモデル番号は、iPhone XSの後継モデルが「D42(iPhone12,3)」、iPhone XS Maxの後継モデルが「D43(iPhone12,5)」、iPhone XRの後継モデルが「N104(iPhone12,1)」になる、とのことです。

D42とD43には有機EL(OLED)ディスプレイ、N104にはLiquid Retinaディスプレイが、それぞれ現行モデルに引き続き搭載され、ディスプレイの解像度も現行モデルを踏襲すると伝えられています。

A13チップのコードネームは「Cebu」、Lightningポートを搭載

「iPhone11」に搭載されるA13チップのコードネームは「Cebu(セブ)」で、モデル番号は「T8030」とのことです。

コードネーム「Cebu」については、2018年11月に著名ハッカーのLonghorn氏が明かした情報と符合します。

また、「iPhone11」には、iPad Proと同様にUSB Type-C(USB-C)ポートが搭載されるとの報道もありましたが、3モデルとも引き続きLightningポートを搭載する、と9to5Macの情報源は語っています。

Taptic Engineが進化、コードネームは「leap haptics」

2019年のiPhoneでは、触感フィードバックのTaptic Engineが、コードネーム「leap haptics」と呼ばれるものに変更される、とも報じられています。

現時点で、進化したTaptic Engineの機能は不明ですが、廃止されると噂の3D Touchに代わる機能が提供される可能性はあります。

iOS13では、3D Touchに代わって、画面を長押ししてメニューを呼び出せるHaptic Touchが、iPadにも採用されています。

3つ目のカメラを利用、撮影後の構図変更も可能に

9to5Macの情報源となった人物は、iPhone XS/XS Maxの後継モデルには、背面の正方形の枠の中に3つのカメラが配置されると語っています。

そして、背面カメラのデザインは、これまで多くのダミーモデルに見られるものとよく似ている、とのことです。

既存の広角と望遠に加わる3つ目のカメラは、以前報じられているように「超広角」カメラになるとのことです。

新たに追加される超広角カメラを活かして「Smart Frame(スマートフレーム)」と呼ばれる新機能が追加されると伝えられています。

Smart Frameでは、フレームの周囲の写真や動画を撮影しておくことで、撮影後に構図を変更したり、トリミングなどの加工が可能になるとのことです。また、フレーム外の画像情報は、プライバシー保護のため、一定時間経過後に自動的に削除されるとされています。

また、「iPhone11」では、インカメラの性能も引き上げられ、120fpsのスローモーション撮影が可能になるとのことです。

Appleは、今年も9月にスペシャルイベントを開催して新型iPhoneを発表すると見込まれています。

2019年7月24日 00時09分
https://iphone-mania.jp/news-254488/
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