0001みつを ★
2019/08/07(水) 03:23:53.46ID:VAGCJwpi9東京外為市場ニュース
2019年8月6日 / 18:29 / 2時間前更新
ユーロ圏金融・債券市場＝独10年債利回り過去最低、貿易戦争激化で安全買い
Reuters Staff
［ロンドン ６日 ロイター］ -
＜金利・債券＞
米東部時間11時54
分
＊先物 清算値 前日比 前営業日終 コード
盤
３カ月物ユーロ 100.42 +0.01 100.41
独連邦債２年物 112.41 +0.02 112.39
独連邦債５年物 135.35 +0.13 135.22
独連邦債１０年物 176.58 +0.36 176.22
独連邦債３０年物 215.86 +1.10 214.76
＊現物利回り 現在値 前日比 前営業日終 コード
盤
独連邦債２年物 -0.812 -0.010 -0.807
独連邦債５年物 -0.799 -0.020 -0.753
独連邦債１０年物 -0.536 -0.023 -0.511
独連邦債３０年物 -0.040 -0.027 -0.012
ユーロ圏金融・債券市場では、独１０年債利回りなどが過去最低水準を更新した。米政府が前日、中国を為替操作国に認定したことを受け、世界的な貿易戦争に対する懸念が高まっていることが背景。
中国が１０年超ぶりの元安水準を容認したことを受け、米国は中国を為替操作国に認定。米中貿易摩擦の激化で世界経済見通しに対する懸念が拡大し、世界の主
要中央銀行は一段の緩和措置を実施するとの観測が高まっている。
こうした中、独１０年債、オランダ１０年債、オーストリア１０年債は過去最低水準を更新。仏１０年債やスペイン１０年債なども２─３ベーシスポイント（ｂｐ）低下し、このところの最低水準に迫った。
大和キャピタル・マーケッツ（ロンドン）の経済調査部門責任者、クリス・シクルナ氏は「世界経済の減速に対し身構える必要がある中、特に中国人民元が下落を続けた場合、貿易戦争が通貨戦争に発展するという新たなリスクが台頭した」としている。
英国が条件などで合意しないまま欧州連合（ＥＵ）を離脱する懸念が高まっていることも安全資産としての国債需要を押し上げる結果となり、ドイツ経済省が発表した６月の鉱工業受注指数が前月比２．５％上昇と予想を上回ったものの、ユーロ圏国債に対する買いは止まらなかった。
独２年債利回りはマイナス０．８２％と、ユーロ圏がイタリア問題で揺れていた２０１８年５月以来の水準に低下した。
アナリストは貿易戦争の激化により、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）に対する利下げ圧力が高まっていると指摘。短期金利先物はＦＲＢが９月会合で５０ｂｐの利下げを決定する確率が約４０％であることを示す水準にある。２日時点では２％を下回っていた。欧州中央銀行（ＥＣＢ）が９月の理事会で１０ｂｐの利下げを決定するとの予想は市場ですでに織り込まれている。
ＨＳＢＣはこの日、年末時点の米１０年債利回りと独１０年債利回りの見通しを下方修正。独１０年債利回りはマイナス０．８％になるとし、従来予想のマイナス０．２％から引き下げた。
イタリア１０年債利回りは４─５ｂｐ低下。イタリア政権は前日、議会の信任を獲得。信任投票が否決された場合は総辞職が避けられなかった。
