「あいちトリエンナーレ」の大炎上が続いている。
昭和天皇の写真を焼いて灰を踏み付けるような映像作品などが展示された企画展への批判が収まらないのだ。
なぜ、ジャーナリストの津田大介氏は芸術監督に起用されたのか。

実行委員会会長である愛知県の大村秀章知事は責任を取らないのか。ジャーナリストの有本香氏に問題点を聞いた。

問題の企画展「表現の不自由展・その後」は、開幕3日で展示中止になった。
中止理由である脅迫行為は絶対に許されない。同時に、鑑賞した人々が作品の画像や動画をネットに上げて、その異質さを指摘している。

有本氏は「確かに、憲法上の表現の自由は抑圧されるべきではないが、無制限で保障されるものではない。
ほぼ自治体主催で、税金が投入された芸術祭で、
昭和天皇の写真をわざわざ使って、さげすむような作品には、強い違和感を覚える来場者も多かったのだろう」という。

実は、津田氏もこれを予想していたようで、開幕前にインターネット番組に出演して
「これが一番ヤバい企画なんですよ。おそらく政治的には」「でも(昭和天皇は)2代前じゃん」などと語っている。
この動画が、炎上をさらに大きくしている。
有本氏は「芸術というよりも、極めて政治的なプロパガンダといえる。津田氏は反発を予想していたが、すぐ展示中止に応じた。
続ける覚悟もなかった。あまりにずさんだ」と語った。

神戸市の外郭団体は9日、津田氏を招いて18日に開催予定だった現代アートのシンポジウムを中止すると発表した。抗議が相次いでいたという。
大阪府の吉村洋文知事は、大村氏について「辞職相当だと思う。責任を取らなきゃいけない」と語っている。

有本氏は最後に
「芸術祭に助成した文化庁は、今回の件について詳しく調査すべきだ。国会が動いてもいい。
大村氏や津田氏を参考人招致してもよいのではないか」と語っている。

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190813/dom1908130001-n1.html
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190813/dom1908130001-n2.html