強烈な顔のインパクト 県警一「こわもて」刑事、防犯ポスターに

 滋賀県警は、「県警一のこわもて」の刑事をモデルに、特殊詐欺防止を呼び掛けるポスターやビラを作成した。

 ポスターに登場したのは、30代の現職男性刑事。暴力団や組織犯罪の捜査に従事しており、柔道4段で県警代表として全国3位になった経験もあるつわものだ。「インパクトを生かせ」と県警幹部の発案で起用された。

 刑事が太い腕で犯人を捕まえるイラストと、「特殊詐欺許さんぞ!」「キャッシュカードを渡さないでね」などのメッセージが添えられている。

 滋賀県警はポスター60枚を各署などに掲示し、同じデザインのビラ700枚を草津市などで配布した。刑事本人も参加してのビラ配布では、市民から「すごく記憶に残る」などの声が上がったという。県警生活安全企画課は「怪しい電話の時は『この顔』を思い出して」としている。

自身を起用したポスターを手にするモデルの刑事(大津市・滋賀県警本部)
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2019年08月17日 11時50分 京都新聞