米 LGBT差別のデモ行進 抗議する人たちと小競り合い
2019年9月2日 4時26分LGBT
アメリカ東部で、LGBT=性的マイノリティーに差別的な考えを持つ人たちがデモ行進を行い、これに抗議する人たちとの間で小競り合いが起き、30人以上が逮捕される事態になりました。

アメリカ東部のボストンで31日、LGBTに差別的な考えを持つ人たち数百人が「同性愛者でないことはすばらしい」などと書かれたプラカードを持ってデモ行進を行いました。

参加者の中には、来年のアメリカ大統領選挙でトランプ大統領の再選を支持する横断幕などを持つ人の姿が目立ちました。

デモ行進を主催したのは、極右思想を掲げる活動家で、白人至上主義者だと批判されています。

一方、沿道ではLGBTの権利の向上を訴える人たちがデモ行進に対する抗議活動を行い、「ヘイトの行進をやめろ」などと書かれたプラカードを掲げて非難しました。

そして、互いに非難を繰り返すうちに双方が物を投げつけ合うなどの小競り合いが起き、9人が病院に搬送され、34人が逮捕される事態になりました。

デモ行進への抗議活動を呼びかけた女性は「トランプ氏が大統領になったことで、白人至上主義者らがあのような発言を公然と口にする権限を与えられたと思うようになった」と述べ、トランプ大統領の攻撃的な言動が過激な思想をあおっていると懸念を示しました。

リンク先にバトル動画あり
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190902/k10012059721000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001