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2019/09/11(水) 03:45:58.31ID:E3eZUeJo9移植臓器、「過冷却」で保存期間3倍に=米研究
7時間前
ジェイムス・ギャラガー健康・科学担当編集委員、BBCニュース
移植に使う臓器をマイナス4度に過冷却する(固まらせずに凝固点以下に冷やす)ことで、臓器の保存時間が氷による冷却の3倍に延びることが、アメリカの研究チームの実験によって明らかになった。
学術誌「ネイチャー・バイオテクノロジー」に掲載された論文によると、過冷却によって代謝率が下がり、臓器へのダメージを避けられるという。
研究者は、過冷却によって臓器を24時間以上保存しておくことが可能になり、これが臓器移植の革命につながるとみている。
次の段階では、ブタなどの大きな動物で、過冷却された臓器がどれくらいの期間、機能を保つのかを研究する。その後、臨床試験に入るという。
まずネズミで成功
マサチューセッツ総合病院とハーヴァード医科大学の研究チームは、2014年にネズミを使ってこの技術を開発した。
それはネズミの小さな肝臓を過冷却しつつ、血管から酸素と栄養素を送るというものだった。
しかし、わずか10グラムのネズミの肝臓から1.5キロもある人間の肝臓へと移行するには、さまざまな困難があった。
臓器が大きくなるほど、過冷却の際に氷の結晶ができる危険性が高まる。この結晶によって、細胞が破裂し組織が死んでしまう。
「並外れた結果」
この問題の解決策は、過冷却する前の肝臓に、凍結を防ぐ保護剤を使うことだった。
通常の氷による冷却では保存期間は9時間だが、人間の廃棄された肝臓を使った実験では、過冷却による保存期間は27時間だった。
研究チームは、この結果は「並外れている」と説明する。
チームの一員であるライニア・ド・フリース博士は、「これは臓器保存の大きな突破口になる」と話した。
「われわれは初めて、人間の臓器をゼロ度以下で保存することが可能だということを証明した」
(リンク先に続きあり)
https://ichef.bbci.co.uk/news/410/cpsprodpb/FDF9/production/_108671056_20180214_jsa_liver_110.jpg