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2019年9月14日 / 23:37 / 13分前更新
「悪魔の詩」のラシュディ氏に聞く人生、死の恐怖や金銭感覚
Reuters Staff
[ニューヨーク 9日 ロイター] - 文学における魔術的リアリズムとは、超現実的で夢想的、不可能に見える瞬間を挟み込んで物語を展開する手法だ。

イスラム教預言者ムハンマドを題材にし、世界中で話題になった小説「悪魔の詩」を執筆したサルマン・ラシュディ氏の作品が、この魔術的リアリズムの代表格であるなら、恐らく彼の実生活にも小説と同じような非日常的な出来事が当然散りばめられていても驚きはない。

困窮していた若かりし頃のラシュディ氏が書いた「真夜中の子どもたち」は、英国の権威あるブッカー賞を受賞しただけでなく、歴代のブッカー賞作品の中の第1位に選ばれたこともある。「悪魔の詩」がイスラム教を冒涜しているとして、当時のイランの最高指導者から死刑宣告され、日々命の危機に瀕しながらの生活を何年も続けざるを得なくなった。

そして長年の米国生活を経て72歳となり、新著が再びブッカー賞候補にノミネートされたラシュディ氏にインタビューを行った。

主な質疑は以下の通り。

Q:若手小説家として活動し始めたころ、懐具合はどうだったのか。
(リンク先に続きあり)